High Performance Micromixers
β型マイクロミキサー (highly efficient mixer)乱流型
大阪府立大学で研究者のオリジナルな着想から生まれたβ型ミキサーは、様々な特徴を有しています。まず、低い圧力損失で高効率な混合を行えること、そして、メンテナンスが容易な2分割構造であることです。
2006年に誕生してから、これまでに10年間以上のロングセラーとなってきました。マルチ混合による高い攪拌能力にもかかわらず、入手しやすい価格であり、まさにマイクロミキサーの標準ミキサーとなりつつあります。
β型ミキサーのもう一つの設計上の特徴としては、チャンネルサイズを変えたミキサーが比較的容易に製造できることが挙げられます。150ミクロンのβ150、100ミクロンのβ100、そして70ミクロンのβ70、を用いた実験を行えば、流径を小さくすると圧力損失が大きくなるT型ミキサーとは一線を画した高効率ミキサーにおけるチャンネルサイズによる反応情報を容易に得ることができます。耐酸性であるハステロイ製のβ型ミキサーも利用されており、マイクロリアクター研究に欠かせないツールです。
β型ミキサーの混合原理
α型マイクロミキサー (Type α) 3コセット
汎用性に優れたT字型ミキサーです。同一設計のT字型ミキサーゆえにチャンネルサイズによる効果を調べることができます。